起承転結では集客できない理由とは?
こんにちは、集客コンサルタントの桑原佳介です。
こんにちは、集客コンサルタントの桑原佳介です。
ブログやメルマガを書いているけれど、なかなか反応が取れない。一生懸命文章を書いているのに、お客様からの問い合わせが来ない。そんな悩みを抱えている個人起業家の方は多いのではないでしょうか?
実は、その原因の多くは「起承転結」という学校で習った文章構成にあるかもしれません。今日は、なぜ起承転結では集客できないのか、そして実際に反応が取れる文章の書き方について詳しく解説していきます。
なぜ起承転結では集客できないのか?
起承転結の本当の意味
まず、起承転結がどのような構成なのかを確認しておきましょう。
- 起:文章の始まり
- 承:始まりの続き
- 転:展開の変更
- 結:結論
この構成は、実は推理小説などでよく使われるパターンです。
- 起:事件が起こる
- 承:手がかりを探す
- 転:衝撃の展開
- 結:犯人が分かる
集客文章における起承転結の致命的な問題
起承転結の最大の問題は、結論が最後まで分からないことです。
読者は忙しい中で、貴重な時間を使ってあなたの文章を読んでくれています。その読者に対して「最後まで読まないと何が言いたいか分からない」という文章を提供することは、実は非常に不親切なのです。
僕のコンサル経験でも、起承転結で書かれたブログやメルマガは、ほとんどの場合「起」の部分で読者が離脱してしまいます。なぜなら、読み進める理由が明確でないからです。
現代人の読み方の変化
現代のネット社会では、人々の情報の消費の仕方が大きく変わっています。
- SNSで短時間で大量の情報をチェック
- 最初の数秒で「読む価値があるか」を判断
- 結論が見えないと即座に他の情報に移る
このような環境下では、起承転結のような「じっくり最後まで読ませる」構成は、もはや機能しないのが現実です。
売れる文章の書き方3ステップ
では、実際に反応が取れる文章はどのように書けばよいのでしょうか?僕が15分から20分でメルマガを書く際に使っている、シンプルな3ステップをご紹介します。
ステップ1:結論を最初に書く
- 結論:今日伝えたいことを明確に提示
- 見出し:結論の理由と具体例
- 結論:最後にもう一度結論
この構成の最大のメリットは、読者が「今日は何について書かれているのか」「読み進めるとどんなメリットがあるのか」を冒頭で理解できることです。
ステップ2:理由と具体例で説得力を高める
結論を最初に示したら、次はその理由と具体例を提示します。
ステップ3:再度結論で締める
最後にもう一度結論を書くことで、読者の記憶に残りやすくなります。この繰り返しによって、あなたのメッセージが読者の心に深く刻まれるのです。
「昨日、興味深い出来事がありました。クライアントのAさんが…(長い前置き)…実は、これが今日お伝えしたい重要なポイントなのです。」
「集客で成果を出すには、まず結論を最初に書くことが重要です。その理由は…」
この方法で得られる具体的なメリット
メリット1:書くスピードが格段に向上
パターンが決まっていることで、「今日は何を書こう?」と悩む時間が大幅に短縮されます。僕の場合、この構成を使うことで1本のメルマガを15〜20分で書き上げることができています。
メリット2:読者の離脱率が大幅に減少
結論が最初に分かることで、読者は安心して文章を読み進めることができます。「この先に価値のある情報が待っている」という確信を持てるからです。
メリット3:専門性が伝わりやすい
結論を明確に示すことで、あなたの専門知識や経験が読者に伝わりやすくなります。これは信頼関係の構築にも大きく寄与します。
実際の成功事例
僕のクライアントで、カウンセラーをされているBさんの事例をご紹介します。
変更前:
起承転結で長々と前置きを書いてから、最後に「カウンセリングの重要性」について触れる文章
変更後:
冒頭で「心の健康を保つための3つの方法」を明示し、それぞれの理由と体験談を盛り込む構成
この変更により、Bさんのブログの平均滞在時間が2倍以上に伸び、お問い合わせ数も月3件から月8件に増加しました。
今すぐできる実践ステップ
- 過去の記事を見直す:起承転結になっていないかチェック
- 次回の記事で実践:結論→理由→結論の構成で書いてみる
- 反応を測定:アクセス解析や問い合わせ数の変化を確認
まとめ
起承転結は文学作品には適していますが、集客を目的とした文章には向いていません。現代の読者のニーズに合わせて、結論を最初に示す構成に変更することで、あなたの文章はより多くの人に読まれ、より強い反応を得ることができるでしょう。
「文章の構成を変える」という小さな変更が、あなたのビジネスに大きな変化をもたらすかもしれません。ぜひ今日から実践してみてください。
PS:
もしあなたが「自分の文章が本当に読者に刺さっているかわからない」「もっと具体的な改善方法を知りたい」という場合は、僕の個別コンサルティングもご検討ください。あなたの文章を実際に添削し、より効果的な集客文章の書き方をお伝えします。