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「報酬はすぐに欲しい」心理学について解説

おはようございます。
日本一親切なコピーライターの桑原佳介です。

年末に近づいてきて昨日経理処理をしていたのですが、
2020年は新型コロナの給付金などの影響もあり、
思った以上に利益が多く出そうで少しあせっていました。

※こう書くと嫌味ったらしく聞こえますが、
会計上で利益が出るということは納税額が増えるということなので
メリットばかりではありません。

小規模な事業者にとってできる税金対策は限られています。
その一つがふるさと納税です。

仕組みを簡単に解説すると応援したい地域に寄付する代わりに
好きな特産品(高級肉やお米など)が送られてきます。
そして2,000円を超えた分が所得控除の対象になるという制度です。

つまり節税できるというわけです。
これは所得がある人は全員税金を納めるわけなのでやらない理由がないん
ですよね。

ところがなぜかやってない人がほとんどです。
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報酬がすぐにもらえないものに人は動かない
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ふるさと納税の欠点を無理やりあげれば”すぐに特産品が届かない”と
いうことです。

例えば3万円で神戸市に寄付したとします。
実際神戸牛が送られてくるのは数か月後で所得控除が受けられるのも
当然来年度以降です。
※けれど財布からは購入代金が一旦流出します。

つまりあきらかに得をする案件なのに報酬をもらえるのが先だと、
なかなか人は動かないということがこの事例から分かります。
※もちろん単純に仕組みを理解してないという人もいますが・・

もう一つ例を上げます。
投資の世界ではインデックスファンドよりも個別株の方が圧倒的に人気が
あります。
※インデックスファンドは「AMAZON」などの1社の株を買うのではなく、
「アメリカ経済全体に投資する」というようなリスク分散型の投資です。

長期的に見ると世界経済は成長するので、
リスクは少なく数十年単位で見れば複利の力で
かなりの利益になることは明確です。
ところがこれは毎月のようにコツコツ投資する形なので、
短期では絶対に儲けらません。

個別株の場合はリスクも大きいですが短期で儲けられる可能性もあります。
でも1つの会社の株価がどうなるかなんて誰も予想できません。
だから多くの人が個別株に手を出して失敗するんですね。

逆に言えば僕らは儲けることを”後にずらせばずらすほど
成功する可能性が高くなる”ということです。
ビジネスにおいて言えば、

・無料で勉強会を開催する
・無料でコンサルティングを行う
・無料でコミュニティーを作って交流してもらう

こういった活動をすることで信用が生まれて後でマネタイズ
することができます。
日雇いのバイトのようにすぐに報酬を求めてしまった時に、
その他大勢の考え方と同じになってしまいます。

「報酬はすぐに欲しい」という人の心理を利用しつつ
ライバルと逆の動きをしましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました。